「楽天ひかりって、工事不要で使えるの?」――検索してみると「工事費無料」「工事不要」といった言葉が並び、条件がよく分からないままになっている方も多いと思います。
この記事では、楽天モバイル公式の料金シミュレーションや重要事項説明書、Rakuten Turboの公式料金表に基づいて、「工事が必要なのはどんなときか」「料金と契約条件はどうなっているか」「工事ができない場合はどうするか」を整理します。キャンペーンの内容は終了・変更がありうるため、申し込み前には必ず公式ページで最新の条件を確認してください。
結論:楽天ひかりが「工事不要」なのは、乗り換えのときだけです
先に結論をまとめます。
- フレッツ光からの転用や、他社の光コラボレーションからの事業者変更なら、楽天ひかりは基本的に工事なしで乗り換えられます。
- 光回線を新しく引く新規契約は、開通工事が必要で、工事日の立ち合いも必要です。
- 賃貸の都合などで工事そのものができない場合は、回線工事が不要なホームルーター「Rakuten Turbo」が選択肢になります(「楽天ひかり Turbo」という商品名はなく、楽天ひかりとRakuten Turboは別のサービスです)。
楽天ひかりの工事の要否:3つのパターン

パターン1:新規契約(工事あり・立ち合いあり)
これまで光回線を使っていない住まいで新規に申し込む場合は、開通工事が必要です。工事日には立ち合いが必要になるため、日程の調整も含めて申し込みを進めてください。
パターン2:転用(フレッツ光から乗り換え)
NTTのフレッツ光から乗り換える「転用」は、基本的に工事を実施しません。手続きには、フレッツ光側で取得する転用承諾番号が必要です。
パターン3:事業者変更(他社の光コラボから乗り換え)
他社の光コラボレーションサービスから乗り換える「事業者変更」も、基本的に工事を実施しません。手続きには事業者変更承諾番号が必要です。この番号には有効期限があり、発行から15日間有効で、申し込み時点で残り4日以上残っている必要があります。番号を取ったら、期限に余裕をもって申し込みまで進めるのが安全です。
事業者変更や転用では、既存の光コンセントやONU(回線終端装置)をそのまま使うため、派遣工事が発生しないのが基本です。切り替えまで今のネットが使えるため、ネットが使えない空白期間がゼロになるのも利点です。なお、新規契約であっても、光コンセントが既に設置されているマンションや、設備が残っている中古戸建てでは、無派遣工事で済む場合があります。
なお、転用・事業者変更でも、回線の種類の変更やオプションの変更がある場合は、別途工事や工事費が発生する場合があります。「乗り換え=絶対に工事なし」ではない点は押さえておいてください。
また、回線の名義人は申し込み者と同一が原則です(配偶者・2親等以内の親族までは可とされています)。提供エリアはNTT東日本・NTT西日本の光回線サービスエリアに準じますが、設備などの理由で提供できない場合もあります。
楽天ひかりの料金と契約条件
楽天ひかりの月額基本料は、マンションプラン(集合住宅)が税込4,180円、ファミリープラン(戸建)が税込5,280円です。
初期費用として、初期登録費が880円〜1,980円、工事費が1,980円〜22,000円(いずれも工事内容などにより変動)かかります。
工事費実質0円キャンペーンの条件
工事費については、工事費22,000円までを対象に、24回払い分の最大916円/月を24カ月間ポイントで進呈し、実質0円にするキャンペーンがあります。ただし条件があります。
- 申し込んだ当月に開通した場合は対象外です。
- ポイント進呈の期間中に解約すると、残りの分は対象外になります。
- 追加費用などで工事費が22,000円を超えた分は対象外です。
- ポイントの進呈は、開通月を1カ月目として3カ月目の月末から24回に分けて行われ、全額の還元は26カ月目になります。
「実質0円」は、長く使い続けることで全額が戻る仕組みだということです。短期間で解約する可能性がある場合は、この条件を踏まえて判断してください。キャンペーンの詳細や実施状況は、公式ページで確認してください。
契約期間と解約時の注意
契約期間は2年の自動更新プランです。契約解除料は、ファミリープランが5,280円、マンションプランが4,180円です。
また、Wi-Fiルーターは楽天ひかりには含まれていません。対応ルーターは自分で用意する必要があるため、手持ちがない場合はその費用も見込んでおいてください。
楽天モバイルとあわせる特典
楽天ひかりを初めて申し込み、楽天モバイルを利用していると、「最強おうちプログラム」で毎月1,000ポイントが還元されます(期間限定ポイント、条件あり)。また、楽天市場のSPUでは楽天ひかり分が+2倍(上限1,000ポイント/月)です。楽天モバイルを使っている人にとっては、料金そのものに加えてこの還元も判断材料になります。キャンペーンの詳細な条件は、楽天ひかりキャンペーン|最強おうちプログラムの1,000ポイントと工事費実質0円の条件で整理しています。
最強おうちプログラムの条件と注意点はこちらにまとめています。
工事ができない人の選択肢:Rakuten Turbo

Rakuten Turboは、楽天モバイルの無線インターネット接続サービスです。専用端末「Rakuten Turbo 5G」を設置して使う据え置き型のホームルーターで、回線工事は不要です。賃貸住宅で壁に穴を開ける工事ができない場合や、管理組合の許可が取れない場合の受け皿になります。
プラン料金は月額税込4,840円(契約初月と解約月は日割り計算)です。契約事務手数料は税込3,300円で、送料は0円です。
端末代金と「実質0円」キャンペーンの仕組み
専用端末の代金は41,580円です。支払い方法は一括のほか、24回払い(1,732円/回、初回のみ1,744円)、48回払い(866円/回、初回のみ878円、48回払いは楽天カードのみ)があります。
製品代実質0円キャンペーンでは、48回払いの端末代866円/月に対して、プラン料金から867円/月が48カ月間割引され、継続利用で端末代が実質0円になります。ただし、48カ月未満で解約すると、解約月以降の割引は受けられなくなり、解約後も残りの端末代金の支払いは必要です。ここは申し込み前に必ず理解しておきたい条件です。
課金は、提供開始日または製品の着荷日の早い方を1日目として、9日目から始まります。また、8日間は返品・返金できる制度があります(条件あり)。届いてから「自宅で使えるか」を確認する期間として用意されている制度です。
なお、2026年10月28日時点では、公式ページでRakuten Turboが「入荷待ち」と表示されています。最新の状況は公式ページでご確認ください。
一人暮らしでは、工事の手配が不要で、引っ越しが多い場合も回線工事の手配がいらない点が利点です。ただし自宅専用で外出先では使えない点と、48カ月未満で解約すると割引が止まり、端末代の支払いが残る点には注意してください。
どちらを選ぶか:判断の軸
| あなたの状況 | 向いている選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| すでにフレッツ光や他社の光コラボを使っている | 楽天ひかりへの乗り換え | 転用・事業者変更なら基本的に工事なしで移行できます |
| 賃貸で回線工事ができない・許可が取れない | Rakuten Turbo | 回線工事が不要で、端末を設置するだけで使えます |
| 引っ越しが近い・住まいが変わる可能性がある | Rakuten Turbo | 工事の手配が不要です。ただし端末代の48回払いと割引の条件には注意してください |
| 家族で同時に使いたい・在宅勤務で安定性を優先したい | 楽天ひかり | 光回線を引ける環境なら、固定回線として契約できます |
| 楽天モバイルを使っている | どちらも候補 | 楽天ひかりなら最強おうちプログラムで毎月1,000ポイント還元の対象です。住まいの工事可否で選んでください |
| 一人暮らし・引っ越しが多い・自宅専用なら | Rakuten Turbo | 回線工事が不要で、端末を設置するだけで使えます。ただし端末代の48回払いと割引の条件には注意してください。 |
| 外出先でも使いたいなら | ポケットWi-Fi | 自宅だけでなく外出先でも使いたい場合は、ポケットWi-Fiの選択肢があります。詳しくは「楽天モバイルのポケットWi-Fiはどれがおすすめ?公式ルーターを買わない選択肢と機種の選び方」をご覧ください。 |
工事不要で乗り換える手順
工事不要で乗り換える場合は、まず承諾番号を取得します。光コラボからは事業者変更承諾番号、フレッツ光からは転用承諾番号を、現在お使いの事業者またはNTTから取得してください。事業者変更承諾番号は有効期限が15日間で、申し込み時点で残り4日以上残っている必要があります。番号を取得したら、公式サイトから申し込み、開通通知書に記載された開通日(切り替え日)を確認し、切り替え当日はIPv6対応ルーターを接続してください。
申し込み前の確認リスト
- 今の回線がフレッツ光/光コラボか、それとも未導入か(工事の要否が決まります)
- 転用・事業者変更の場合、承諾番号の取得と有効期限(事業者変更は15日間、申し込み時点で残り4日以上)
- 回線の名義人が申し込み者と同一か(配偶者・2親等以内の親族までは可)
- Wi-Fiルーターを用意できるか(楽天ひかりには含まれません)
- 工事費実質0円キャンペーンや端末代実質0円キャンペーンの条件を、公式ページで最新の内容で確認したか
- Rakuten Turboの場合、48カ月未満で解約したときの端末代の扱いを理解しているか
まとめ
- 楽天ひかりが工事不要になるのは、転用・事業者変更のときだけ。新規契約は工事と立ち合いが必要です。
- 料金はマンション税込4,180円/ファミリー税込5,280円。工事費実質0円キャンペーンには、進呈期間中の解約で残りが対象外になるなどの条件があります。
- 工事ができない場合は、回線工事不要のRakuten Turbo(月額税込4,840円)が選択肢です。端末代の実質0円は48カ月の継続が前提で、途中解約では割引が止まり端末代の支払いが残ります。
- どちらのキャンペーンも終了・変更がありうるため、申し込み前に公式ページで最新の条件を確認してください。
参考・出典
- 楽天ひかり公式 料金シミュレーションページ https://network.mobile.rakuten.co.jp/hikari/fee/simulation/result/(2026年10月28日に事実パックとして確認された内容に基づく)
- 楽天ひかり公式 重要事項説明書 https://network.mobile.rakuten.co.jp/hikari/terms/important_explanation/(同上)
- Rakuten Turbo 公式料金表 https://network.mobile.rakuten.co.jp/terms/pdf/rakuten_turbo_pricelist.pdf(同上)
- Rakuten Turbo 公式キャンペーンページ https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/campaign/rank/d/(同上)














